【コマンドライン】ディレクトリ(フォルダ)・ファイルの削除 [ rm ]
コマンドラインでディレクトリやファイルを削除するrmコマンドについて解説します。
検証環境
rmコマンド
rmコマンドは“ディレクトリやファイルを削除するコマンド”です。
基本書式
$ rm [オプション] [対象パス]
オプション
主なオプションは次の通りです。
オプション | 内容 |
---|---|
-i | 削除の確認を行う |
-r | ディレクトリを削除 |
引数
対象パス
対象パスは削除するディレクトリまたはファイルのパスです。
パスにはワイルドカード(*)を使用できます。
※ ワイルドカードは文字列検索において全ての文字にマッチする文字です。
サンプル
ファイルの削除
$ ls
memo.txt sample.txt
___ih_hl_start
$ rm memo.txt
___ih_hl_end
$ ls
sample.txt
ディレクトリの削除
ディレクトリの削除は-r
オプションが必要です。
$ ls -l
drwxrwxr-x 2 hacker staff 4096 8月 21 14:27 sample
drwxrwxr-x 2 hacker staff 4096 8月 21 14:27 tmp
___ih_hl_start
$ rm -r tmp
___ih_hl_end
$ ls -l
drwxrwxr-x 2 hacker staff 4096 8月 21 14:27 sample
削除の確認(-iオプション)
-iオプションを付与すると、削除可否を聞かれます。
削除する場合はy
、削除しない場合はn
を入力しエンターキーで確定します。
___ih_hl_start
$ rm -i sample.txt
___ih_hl_end
rm: 通常の空ファイル `sample.txt' を削除しますか? y
ワイルドカードの使用
ワイルドカード(*)を使って前方一致または後方一致するものを削除することが可能です。
$ ls
memo.txt sample.txt tmp-a.txt tmp-b.txt tmp-c.txt
___ih_hl_start
$ rm tmp-*
___ih_hl_end
$ ls
memo.txt sample.txt
マニュアル
コマンドの仕様(主な処理やオプション・引数など)は環境により異なる場合がございます。
利用環境での仕様は『コマンドのマニュアルを表示する』manコマンド等で確認しましょう。